Odd Muse は Z 世代のオーディエンスを拡大しコンバージョンをアップ
2025年3月6日
ラグジュアリーブランドの Odd Muse（@oddmuselondon）はスローファッションのブランドですが、その人気は加速しています。創業は 2020 年。ロンドンを拠点に Z 世代がオーナーを務めるこの小売業者は、持続可能なファッションを若い女性に手頃な価格で提供することで、人気を集めています。当初から、Pinterest は Odd Muse のオンラインプレゼンス向上に重要な役割を果たしていましたが、Pinterest を最大限に活用することで、Odd Muse は若い女性にリーチしてオーディエンスを拡大、コミュニティを構築しました。
目標
Z 世代が Pinterest で最も急速に成長しているオーディエンス2で、他の世代よりも活発に検索やピンの保存を行っていること3、また、Pinterest を利用する主な理由が、「商品やブランドの情報を探すため」であること4を、Odd Muse は理解していました。そこで、商品とライフスタイルのコンテンツを Pinterest にアップロードすれば、Z 世代のオーディエンスを拡大しながら、有意義なエンゲージメントとコンバージョンを促進できると考えました。
戦略
Odd Muse はまず、Shopify カタログを Pinterest に連携しました。これにより、すべてのアイテムがプロダクトピンに自動的に変換され、価格、在庫状況、商品購入ページへのリンクなどの情報が表示されました。Shopify フィードを連携することで、ブランドのウェブサイトも Pinterest で認証され、新しい商品が自動的にピンに変換されるようになります。また、Pinterest にカタログをアップロードしたことで、ユーザーは新しいお気に入りアイテムの発見から購入までを、 1 つのピンの中で行えるようになりました。
商品へのアクセスが容易になると、Odd Muse はアイデアを充実させてオーディエンスにブランドを発見してもらう機会を増やし、商品が満載のプロフィールに再び誘導したいと考えました。また、自社サイトに掲載しなかった写真を、Pinterest で追加のライフスタイルコンテンツとして活用することを思いつきます。2024 年 8 月、コンテンツの量を増やし、アイデアを充実させるために、撮影したすべてのコンテンツを Pinterest にアップロードし始めます。各ピンにリンクを追加して、トラフィックをウェブサイトに誘導できるようにしました。翌月、Odd Muse は Instagram アカウントを認証して自動投稿を有効にし、ライフスタイルに関するコンテンツをさらに充実させました。これにより、Instagram の投稿が自動的にピンに変換され、今後のコンテンツはすべて Pinterest にもクロスポストされるようになりました。
商品とライフスタイルのコンテンツが豊富になったため、Odd Muse はコンテンツをできるだけ見つけやすく整理しやすいようにしたいと考えました。そこで、「Prefall 24」や「Captured in Cannes」など、テーマや季節に合わせたボードにピンをキュレーションし、コレクション、新作、イベント、ムード、トレンドスタイルを強調しました。これにより、似ているコンテンツがまとめられただけでなく、検索でピンが表示されやすくなりました。
結果
Odd Muse は、商品とアイデアを目立つ場所 1 か所にまとめることで、Pinterest で理想的なオーディエンスへのリーチに成功。インスピレーションあふれるアイデアをもたらし、商品を直接購入する機会を提供することができました。2024 年 8 月から 2025 年 1 月にかけて、Odd Muse の合計オーディエンス数は 32%、エンゲージしたオーディエンス数は 14% 増加しました。最もパフォーマンスが高かった年齢層は 18 歳 ～ 34 歳で、ターゲット層の Z 世代も含まれていました。コンバージョンにおいても、Pinterest によって「カートへの追加」が 158%、平均注文金額が 7%の増加となりました。
ヒント
こうした成功事例を参考にして、Pinterest のコンテンツをもっと活用しましょう。
Pinterest に商品を掲載する
カタログを Pinterest にアップロードする方法はいくつかあります。最適な方法を選択することで、プロセスが簡素化され、商品は新たに幅広いオーディエンスを獲得できます。
インスピレーションを忘れずに
インスピレーションあふれるコンテンツを追加することで、Pinterest ユーザーは商品が自身のライフスタイルにどうフィットするかのアイデアを得ることができます。さらに、ユーザーが貴社のコンテンツを見つけてエンゲージし、その過程で他の（商品）コンテンツを発見する機会も増やせます。
ボードを作成する
5 個でも、10 個でも。数に制限はありません。コンテンツをキュレーションして詳細やアイデアを追加することで、適切なユーザーにリーチしやすくなります。
